Anvilの戦士ギルドでの仕事を一通りこなした私が次に示されたのは、私が戦士ギルドのメンバーとしての第一歩を飾った街、Chorrolだった。
街に入ってまっすぐここの戦士ギルドへ向かおうとしたのだが、その道すがら妙な噂を耳にしたので踵を返して、この街で『Northern
Goods and Trade』という雑貨屋を営んでいるArgonian(トカゲ族)のSeed-Neeusを尋ねる事にした。
その噂とは、この街ではSeed-Neeusとその娘さんのDar-Maはかなりの親想い子想いで良く知られているのだが、数日前からそのDar-Maが行方不明になった、という物だった。
Seed-Neeusは途方に暮れた様子で
「無理は言えないけど、助けて欲しいんです。 娘が・・・Dar-Maが行方不明なんです。 一体どうしたらいいのかしら・・・。」
もう少し詳しく事情を伺ってみた。
「Dar-MaがHackdirtから全然戻って来ないんです。 あの子に何かあったんじゃないかともう心配で・・・。
助けて貰えないですか?」
この親子の事はちょっと羨ましく思っていた。
母親の心配はきっと言葉以上の物だろう。 快くSeed-Neeusの願いを引き受けると、彼女は深々と感謝を述べた上でこう言った。
「あの子はHeckdirtのEtira
Moslinに配達に行ったはずです・・・多分、そこで何かあったのかと。
後、役に立つかどうか分からないのですが、あの子はBlossom…その、彼女の馬を連れていってます。
Dar-Maの可愛がり様はかなりの物で、決して捨てたりしません。」
「Hackdirtには何故?」
「Chorrolの南、かなり孤立した村なのですが、そこの道具屋と少しお付き合いがあるんです。
取引の量は少ないですけど、支払いはいいので。
いつもは私が配達するんですが、ちょっと私の体調が優れないのを知って、今回はDar-Maが行くと言って譲らなかったのです。 あの子に何も起きていなければいいのだけれど。」
Hackdirt・・・初めて聞く地名だ。
もちろん場所も良く分からないので出掛ける前に街でHackdirtの事を聞いて回ってみる事にしたところ、Honditarという名の地元のハンターからそれについて話を聞く事が出来た。
「Hackdirtか・・・30年程前に、あそこである『問題』が生じたそうだ。 とても深刻な問題が。
そこへ軍隊が派遣され、村民は皆殺された。 村全体が焼き払われた、という話もある。
だが・・・それでもなお、その問題は残ったままなのだという事だ。
今もそこに住んでいる者もいるという話だが・・・少なくとも、日が暮れてからは会いたくないね。」
んんん!? この微妙な言い回し・・・まさかその村って・・・。
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