2007年11月のエントリー 一覧
Vilanusの死をOreynに告げた後、私はAnvilの自宅に戻った・・・今はただ陰鬱な気分を解消したかった。
一人海に出掛けてみたりもしたのだが・・・芳しい効果を得る事が出来なかった。
ぼんやりと時間を過ごせばすぐに考え事が頭を巡ってしまう。
今は何も考えたくないというのに。
ぼんやりと時間を過ごすと考え事が頭を巡るのなら、ぼんやりする時間をなくしてしまえば良いのか。
私はAnvilの戦士ギルド長、Azzanを訪ね、新たな仕事を探す事にした。
Cheydinhalの戦士ギルド支部長Burzに聞かされ、私は馬を飛ばしてChorrolまでやってきた。
恐らく先日のAzani Blackheartの一件がらみの話に違いないと思ったが、巷で聞かれるOreynの戦略についての噂は、残念ながらあまり芳しいものではなかった。
Anvilの戦士ギルドの支部長Azzanの指示で、ここCheydinhalの戦士ギルドにやってきた。
もちろん戦士ギルドで請け負っている仕事をこなすためである。
「お前は脱走した犯罪者共を見つけなければならん。 荷が重いか?
あの辺りの人間はそれ以来怯えてる。
衛兵なんぞ役にもたたんから俺たちが引き受ける事になった。 行って来い。
そいつらは多分3人か4人だ、聞いた限りじゃな。
そいつらの始末をつけるんだ。 運が良けりゃ降伏するだろうよ。」
・・・多分降伏なんてあり得ない。
そんな事するくらいなら恐らく最初から脱獄なんてしない。
幾分状況は違うんだが、私とて繋がれていた牢獄から抜け出た身。 ていうか私の場合は罪に問われるような事をした覚えすらないのだが。
それが今や脱獄半をひっ捕らえる仕事にありつくことになった・・・因果なもんだ。
黄色チームのChampion含む、3人の相手を朋友『ポークチョップ』と共に撃破した私は、新Championの座を獲得する事となった。
「我が友よ。 偉大なる名誉と共に、お前はChampionのランクへと昇格した。
お前は成し遂げた、数々の素晴らしい成果を!」
『ウジ虫』がとうとう『我が友』になった瞬間でもあった。
アリーナで更に上を目指すなら、残るはGrand Champion『Grey Prince』を倒すのみ。
「あんたがGray Princeに挑戦したいなら、それはあんたの権利だ。
後になって警告しなかったとは言って欲しくないけどね!」
彼女の名はYsabel Andronicus。
アリーナのBattle Matronという職をこなしている。
Battle Matronとは、Grand Championのトレーニングと管理を行う、名誉ある職務・・・なんだそうだ。
戦士ギルドの仕事が途切れてしまった今、自由になる時間だけが手元に残った。
私はここぞとばかりに、我が命を張込む事を代金として自分試しと自分磨きを兼ねた鍛錬の場、アリーナで戦いを繰り返していた。
Oreynの計画によるBlackwood Companyの真相追求の為、Azani Blackheartを討伐して以降、戦士ギルドでの仕事がなかなか見つからなかった。
その間アリーナでの死闘を繰り返したり、帝都からAnvilの自宅へ戻る途中にある廃砦や洞窟に何のあてもなく踏み込んでは盗賊を掃除したりしていた。
しかしようやく、久々に立ち寄ったAnvilの戦士ギルドで仕事にありつくことが出来たのだった。
Anvilの戦士ギルドの支部長Azzanは私に言った。
「また仕事を探しているようだな。
お前にはElante of Alinorの手助けをしてもらいたいんだ。」
Elante?
「彼女は学者で、Daedra崇拝に興味を持ち、研究をしている。
Brittlerock Caveで彼女に会い、神殿を見つけるために護衛をしてくれ。」
Daedra・・・か。
以前Leyawiinで、Daedric Princeの16神のうちの一人に当たる、Sheogorathの杖の呪いを解いた事があるが、私の知識としては主にDummer(DarkElf)の信仰する神々、溶くくらいの認識しかない。
それぞれがかなり複雑な価値観を持ち、一括りに善悪で割り切れない、部外者からすれば訳の分からない・・・とそんな感じ。
とりわけ探究心を燃やす為に労力を惜しまない、学者の様な職のものにとっての研究材料としては、かなりチャレンジし甲斐のあるものとなるのだろう。
早速依頼者の待つBrittlerock Caveへと向かった。
「ちょっとおめぇに頼みたい事があるんだが、ここじゃちょっと話せねぇ。
日が落ちてから俺の家に来てくれないか。」
Chorrolの戦士ギルドで話をした『鬼軍曹』Oreynは、私に自宅へ来い、と言った。
戦士ギルドの建屋内で話せない話とはいったい何だろう?
「強くなりたい」
先日のBravilでの行方不明だった人を、あと少しのところで救えなかったあの一件以来、自分の中でよりその思いが強くなっていたのだった。
ではどうすれば強くなれるのか・・・修行? 冒険?
私は、もっと手近にその方法の一つがある事に気付いた。 それが帝都の闘技場・・・アリーナだ。
ここには名誉と金を求めて命を掛けて戦うものが集う、まさに戦場。
血と金に飢えた観客が、そこで繰り広げられる残酷な命のやり取りのショーを我を忘れて楽しむ場所。
私はそんなアリーナという場所が大嫌いだった。
出来るなら近寄りたくないとも思っていた。
しかし・・・そこには『本物の戦士』も少なからずいるのだ。
洞窟にたむろする盗賊等の輩を相手にするのとは訳が違う、本当に死を賭して戦わねば勝ち抜き続ける事は出来ない・・・はずだ。
私はそこに自身を賭けてみたい、と思う様になったのだった。
いやあ、ここ2~3日ほど、ここ数ヶ月ほど前から巷で何かと話題を振り撒いている『初音ミク』を使用した作品をWeb上で幾つか聴いてみたんですけど、あれ、マジで凄い事になってますね。
何かその作品群の中でも最も人気の高い楽曲が幾つかカラオケになったとかならないとか(未確認情報)。
秋葉原のさるお店では第二弾の『鏡音リン』がゲームを含む全てのソフト中予約数ナンバー1になったとかってニュースもさっき見て来ました。
さるTV曲の某番組では、いわゆる『オタクのオモチャ』的扱いで取り上げられて各所から槍玉に挙げられたーとか何とかな話もあったようです。
・・・確かに現状の販売戦略的には、今までの「人の声で歌わせる事の出来るソフト音源」と言うだけの枠を外して、年齢やら身長、体重とかのプロフィールとかまで設定された、アニメ絵のビジュアルを持たせたバーチャルなアイドル歌手としてのキャラを思いっきり前面に押し出していたりするので、少なからずそういう要素も含ませているので偏った視点からだけ見るとあながち全く外れているとも言えないでしょうし、それに乗っかったからこそ今のニコニコ動画をはじめとするWeb上でのお祭り騒ぎに繋がっているのには間違いないと思いますが。
そもそもDTMとかに全く興味のない人からすれば今のこの騒がれっぷりは全く訳の分からない物でしかないのでしょう。
じゃあいったい『初音ミク』って何なの?と言うお話。
Bravil滞在中に、「孤独な見張り番」の噂を耳にした。
それはNiben Bayの騎士を彷徨う幽霊で、人に危害を加える訳ではないが、毎夜現れては立ち止まって海を悲しそうに眺めていると言う。