残念ながら韓国は1回戦で負けてしまいましたが、アジア勢が2カ国も決勝Tに進めるなんてグループリーグ中は思いもしませんでした。
もうここからはどの国と戦っても厳しいのは間違いないのですが、それでもがんばって欲しい!
今夜はいよいよ日本vsパラグアイ、ガンバレ日本!!
・・・WC漬けで、やっぱり作業全く進んでません(汗
後ミックスとマスタリング、特に集中しないといけないので・・・。
2010年6月のエントリー 一覧
先日ご紹介した向谷倶楽部の特別企画、曲の売れ行きも好調な様で、iTunesの方は総合で最高14位くらいまでは上がってたかと。
高音質な24bit/96kHz版を配信されているe-onkyo musicに至っては配信開始直後から今でも1位2位を独占中の模様。
向谷倶楽部のヘビーな会員さんの間では主要なFM局や有線等にリクエストを飛ばす運動も活発化してるとか。
個人的には売り上げの割に経費がかさんじゃってるように思うので、関係者諸氏の、特に向谷氏ご本人の赤字具合が気掛かりです(苦笑
そんな最近のミュージシャン達の、今までとは違う発信方法として気になっているのをもうひとつご紹介したいと思います。
「奥田民生のひとりカンタビレ」
“あの”奥田民生氏です。
向谷倶楽部の特別企画は、ミュージシャン個人を始めエンジニアや裏方さんにも目を向けた、レコーディング開始前からUstreamで極を作り上げていく様を生中継するという方法だったので、どちらかというとバンドやってる人やプロのレコーディングに興味のある人向けな企画といえるでしょう。
でこちらはどんな人向けかというと、一言で言えば宅録やDTMをされてる方・・・ひいてはボカロで曲を作ってる人ならとても興味が沸く内容でしょう。
内容的には、ステージ上に宅録部屋を作り、そこに奥田氏がおひとりで、ご自分で楽器を弾いて1パートずつ録音しては曲を作り上げていく様をライブ化しているといったもの。
奥田氏がMac + ProToolsでハードディスク・レコーディングしてる様を目の当たりにしてしまうと何かすごくミュージシャンを身近に感じられませんか?
ステージ上ではギターはもちろんの事ベース、生ドラム、タンバリンやマラカス等は実際に弾いた物を録り、オルガン等はソフト音源をMIDIキーボードで、全部ご自分で弾いておられます。
公式サイトで公表されている動画を見ると、画面に映り込んでるソフト音源はSample Tankっぽい。
それにしても、1ステージで1曲分音を録るって事は、当然1ステージ毎に1曲出来上がる、という事。
完成した曲たちも上記にリンクしてある特別サイトからDL販売しているmoraへ飛べる様になっています。
その上「10回ぐらいやると曲がたまるんで、アルバムにしたいと思っています(ライブ会場で寄せられた質問に奥田氏が直接お答え)」だそうです。
残念ながら既に全公演終えた後っぽいんですが、公式サイトには各地で実際に行われたライブ・レコーディングの状況のダイジェスト版も置かれていますので、奥田氏ファンならずともDTMや宅録に興味のある方なら一度サイトを覗いて見られては?
・・・とこんな感じで、従来までの「CDやDVDで楽曲を商品として売る」スタイルがかなり低迷してきたと言われる様になった最近の音楽業界ですが、ミュージシャン達もいろいろと創意工夫されておられるという事でしょうかね?
上記ふたつの企画も、やり方は違えど曲を作っていく様子を一般公開する事で、見た側の人間にとって「完成品により愛着が沸く」とか、今まで手の内を明かさない様にしてたものをオープンにする事で、曲そのものより「作り手」ご本人への共感・同調感が高まり、それがブランド力につながっていく、という様な二次的効果を生んでる様に感じています。
まさに「生産者の紹介入り産地直送野菜」の様相を呈してきましたね。
個人的にはこういう流れは大歓迎です。
いいぞ、もっとやれ!(笑
・奥田民生「ひとりカンタビレ」特別サイト
・RO69: 奥田民生「ひとりカンタビレ」完全実況! @ 渋谷DUO
・最新音楽ニュース・ナタリー: 「奥田民生ひとりカンタビレ」初日は3時間半7パート録音
詳細はこちらをご覧頂けば、何がスゴいのかがお分かり頂けるかと思うんですが、ざっと流れをご説明しますと、
Ustreamで生動画配信されていた向谷実氏(キーボーディスト、元CASIOPEAメンバー、かなりの鉄道オタクとしても名を馳せるw)のTwitterタイムライン上に中西圭三氏(ボーカリスト)が突然登場し、『お二人の協力の下、曲を作り、そしてその様子をUstreamを使って実況中継する』という企画を向谷氏がその場のTwitter上で提案、中西氏もまたその場で同意された、という事件が発端の様でして(残念ながら私はその場に居合わせていませんでしたが・・・)、でそれが6月8日、遂に実現した、というお話です。
向谷倶楽部サイトでの情報によりますと、「BS FUJIの協力により、定点6台、ハンド6台、計12台+向谷専用カメラで、中継致します。」との事。
そしてこの曲は、特定の著作権管理団体に信託する事なく、向谷倶楽部で管理され、楽曲販売についてはiTuneStoreとモバイルサイト(向谷実氏の鉄道と音楽がいっぱいモバイル)で行われ、現段階ではCD化の予定はないんだそうです。
その上6月10日現在、
>>6月10日11:00〜 マスタリング、ダダ漏れ決定!<< (向谷倶楽部HPより)
と、まだ作業進行中です。
これまで配信された中継分もアーカイブとして保存して下さってますので今からでも流れを追う事は可能なんですが、なにしろほぼ丸二日分、Ustreamでだらだらと中継されてた様ですので当然編集とかされてる訳もなく、全部見てしまおうとすれば二日間くらい見続けないといけない訳で、自分でも主要なところをはしょって見てる、という状況です。
参加メンバーは
ドラムス: 神保彰
ベース: 鳴瀬喜博
ギター: 斉藤英夫
サックス: 宮崎隆睦
キーボード: 向谷実
ボーカル: 中西圭三
(敬称略)
を始めとする、かなりの豪華メンバーでして、これまた詳細は向谷倶楽部サイト内、レコーディングメンバー一覧をご参照ください。
歌詞に至っては、何とUstream上で一般公募だったそうです!
時間を追う毎に音がどんどん重ねられ、そしてその度に楽曲が洗練されていく様が圧巻です!!
この企画そのものが、プロのミュージシャンをしてこれからの楽曲製作と販売のありかたへの問い掛けに他ならない物だと思うので、私も注目していきたいと思います。
難しい事は良く分からない、という向きにも、プロのミュージシャンがどの様に曲を作り、録り、仕上げていくかという過程がほぼ漏れなく配信されて来てるっぽいので、そういうものに興味のある方はぜひ見ておくべき!
※参照
>>向谷倶楽部サイト
>>Ustream向谷実氏ページ
>>一生一緒にギガフレア > 向谷倶楽部公開レコーディング 機材等まとめ(暫定版)
Xpansion Tank 2 雑感
- 更新日:
- 音楽機材
IKのXpansion Tank 2 Group Buyがかなり大盛況な様で、5/31の登録期限を6/6まで引き延ばして6,000人登録を目指してる様な状況です。
それももうあと少しで達成しそう。
うちはループは全然録らずにサンプルばかり7個取りました。
6,000人達成すればオマケとしてループ素材取ってみるかな?と言うところ。
・Piano Collection 2
・Symphony Strings 2
・Acoustic Drums 2
・Vintage Keys Collection
・World Instruments Collection
・OmniSynth 2
・Bass Collection 2
聴き込むところまではまだ試せてないのですが、ファースト・インプレッションとしては『Piano Collection 2』、『Symphony Strings 2』、『Acoustic Drums 2』はなかなか使えそうな印象を持ちました。
『World Instruments Collection』は他にはあまりない様な独自性を感じたので取ってみたんですが・・・民俗音楽的な曲をやりたくなった時に出番があるかな?(苦笑
GM配列音源『OmniSynth 2』は取り合えず取ってみました。 TTS-1と併用でバリエーション幅が欲しくなったので。
『Bass Collection 2』は・・・Xpansion Tank 2だけ使うのなら個人的評価はもっと評価が高くなったと思うんですが、同時期にIndependence Proもうちにやって来たので・・・(苦笑
IPにライブラリーがまるごと含まれているBass音源『MAJESTIC』と比較するとどうしても見劣りするので。
でもXpansion Tank 2は動作が軽く、ラフ・スケッチを作るところから気兼ねなくどんどん使う事が出来るのでありがたいです。
TTS-1で物足りなさを感じていた音色をこちらのに差し替えるだけでもずいぶんと雰囲気が変わるので。
・・・IPが良ければ、XT2は全般的にせっかく買ってもあまり使わないかという懸念はあったのですが、使い勝手的にも音色的にも住み分けさせられそうで良かった良かった。