PCのシステムをWin7 64bitに一新し、SONARも新たにインストールし直したのですが、楽器の録音とプラグイン・ソフトシンセのリアルタイム録音時に、再生音が途中で極端に遅くなり、同時にノイズが乗って使い物にならなくなった症状が出ました。
オーディオ・インターフェースの設定でバッファが足りないのかと思い、目いっぱいレイテンシを遅く設定してみたりしたんですが症状は改善せず・・・。
FA-66の取説を改めて読み返してみたところ、『FA-66は信号処理を24bitで行う仕様になっている』との事。
ところがうちのSONARのオーディオ設定を見てみると、
「オーディオデバイスのビット数」が16になっており、しかもこれを24ビットに設定し直しても
この様なメッセージが出て強制的に16bitに戻されてしまいました。
これまたいろいろと試行錯誤の末、『オーディオデバイスを複数接続していると起こる症状』の様でした。
解決法としては、SONARのオーディオ設定窓内、「デバイス」タブ内に表示される入力デバイス、出力デバイスの一覧よりFA-66以外のオーディオ機器のチェックを外す、です。
要は24bitに対応していないFA-66以外の機器がSONARに認識されたままだと、SONAR側でオーディオ・インターフェースの設定を24bitに出来ない、という事でした。
正常に動き出したFA-66とSONARでは、録音時のレイテンシも最小に設定してもノイズが出ずにスムーズに作業出来るようになりました。
以前の環境で何の問題もなく出来ていた事が、環境を変えたとたん上手くいかなくなったりすると、非常に不安になります(苦笑
この手のトラブルって解決してしまうと何てない事だった、という場合がほとんどですが、解決するのにかなり時間と労力が要るので、大変です。
自分への忘備録として、メモっときます。
2012年4月のエントリー 一覧
XP 32bitの時よりはかなり早くなった印象を受けましたが、それでもやはりKOMPLETEのインストールには時間が掛かります。
サンプル容量が100GB近くあり、全てDVD収録という(泣
そしてインストール終了後にそれぞれを起動確認してみたところ、KONTAKT4の拡張音源の一種「UPRIGHT PIANO」、「BERLIN CONCERT GRAND」、「NEW YORK CONCERT GRAND」、「VIENNA CONCERT GRAND」の4つのGUI画像が表示されなくなってしまう問題が発生。
Libraryそのものは読み込めるし音もなるのですが、操作画面等で画像が表示されないという症状です。
これもまたいろいろ調べてみたところ、「Windowsのバージョンによって、My Documentsの位置が異なる事から起因している」等、諸説いろいろ見つかったのですが、うちでは
上の写真内、赤丸部の「サンプル再読込ボタン」をクリックする事であっさり解決しました。
正常表示されたKONTAKT窓。左右共に画像が表示されている。 |
・・・解決してしまえばバカバカしいと思えるくらい簡単な事だったりするのですが、実にこれで丸一日悶々と過ごしたと言う(苦笑
Updater適用後にこういう現象が起きる事がありました。
Updater絡みと言えばもう一点・・・Native Instruments社のサイトから直接ダウンロードした各プラグインのアップデータは、バージョン等よく確認してから適用しましょう!
うちのKOMPLETEは7(最新版は8)で、内包されているKONTAKTのバージョンは4。
これに「KONTAKT5 only」と銘打たれたUpdaterを適用してしまうと音が鳴らなくなったりして困りますよ、というお話です。
NI社サイト内、「登録済みの製品のアップデータ」のDL画面。赤線で囲んだ辺りの「for Kontakt5 only」と書かれたUpdaterはKONTAKT4に適用してはいけません!(当たり前) |
これ、リアルタイムにDLしてきては即座に適用している場面では間違える事はほぼ有り得ないかと思うんですが、DLしてきた圧縮ファイルのネーミングは「Upright_Piano_140U_PC.zip」という様な感じで、Kontakt5向けなのかそうでないのかは記述されていない訳です。
以前DLして取り置いていたUpdaterを、再インストールしたKOMPLETEに適用する、と言った場面でこの確認を怠ると、うちと同様の悲劇が待っております(苦笑
もし“やっちゃった”場合、当該のアプリだけ個別でアンインストールし、インストールDVDからカスタムインストールで個別に再インストールすればUpdater適用前の状態にまでは復帰出来るかと思います。