The Stone of St. Alessa


Vilanusの死をOreynに告げた後、私はAnvilの自宅に戻った・・・今はただ陰鬱な気分を解消したかった。



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一人海に出掛けてみたりもしたのだが・・・芳しい効果を得る事が出来なかった。

ぼんやりと時間を過ごせばすぐに考え事が頭を巡ってしまう。
今は何も考えたくないというのに。

ぼんやりと時間を過ごすと考え事が頭を巡るのなら、ぼんやりする時間をなくしてしまえば良いのか。

私はAnvilの戦士ギルド長、Azzanを訪ね、新たな仕事を探す事にした。



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Azzanは珍しく人形相手に斧を振り回し、汗を流していた。
それが一短絡するまで、彼の傍らで見守り続けた。

彼がそんな私に気付いたのはしばらく経ってから。
私を見つけると彼は手を止め、私の元にやってきた。

「仕事を探しに来たのか? 最後の一つの仕事がある。
だがその前に、少し悪い知らせがある。

OreynがVilenaに、お前のこの間の任務について話をしたそうだ。」

・・・ああ・・・Vilanusの件か。

「彼女はこの報せをよく受け取らなかった。 Oreynは追放されてしまったよ。
それでこんな事になってすまないと思うが、お前もDefenderに降格になった。
だがまぁ、じきに良くなるさ。」

・・・別に出世したくてここで仕事を続けてるんじゃない、私の降格については実際どうでも良かった。

Oreynは追放・・・彼の言葉が頭をよぎった。

「お前にはまだ将来があるからな。」

・・・彼はこの事を予見していたんだろう。 そしてVilenaは、現戦士ギルドのマスターは、今まで以上に臆病になってしまったのかも知れない。

ああ、また考え事が巡り始めた、と変に自分を客観視している自分に気がついた。
目の前ではAzzanが話を続けている。

「一つだけ、お前にやってもらいたい事がある。 だが重要な任務だ。
The Stone of St.Alessia(聖Alessiaの石)がBruma Chapelから盗まれたのだ。」

The Stone of St.Alessia?

「信心深い一般市民にとっては大事な物だ、おまえがどうかは知らんがな。
BrumaのCirrocに話を聞いてみてくれ、詳細を話してくれるだろう。」



・・・Bruma、Cyrodiil最北の都市だ。
私はまだ訪れた事がなく、今回が初めてだったりする。

とにかく行こう・・・Oreyn、Velina、Blackwood Company、戦士ギルド全体の行く末・・・気になる事はいろいろあるが、とにかく今は目の前の仕事をこなす事に専念しよう、そうする事で考えなくても良くなるなら。


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北方の地、そしてかなりの高地で、Bruma今なお雪景色・・・ついこの間Anvilで海水浴したばかりと言うのに。



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Azzanの指示にあった様に、Brumaの教会のCirrocを訪ねる事にした。



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彼がそのCirroc。 戦士ギルドから来た旨を伝えると、丁寧にご挨拶頂いた。

「昔このチャペルは、ここでは目の敵にされていました。
北方人達は我らが父なるAkatoshよりも、彼らの竜Ysmirを好んだのです。」

ふむ・・・信じる神様が異なるのね。
で、用件のThe Stone of St.Alessiaについてお聞かせ願えます?

「それはAlessia自身により祝福したと言われており、それがある間は教会に災厄が降り掛かることはないのです。
その聖なるものは少し前に盗まれてしまいました。

盗まれた夜、チャペルから一団が去っていくのが目撃されています。 それは山賊達だと確信しています。
目撃者の話では彼らは4~5人で、東に向かっていたそうです。」



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さっそく東へ向かおうと馬に乗り込んで進みだしたところ、街道を少し離れたところに普段見慣れない人影を見つけた・・・街へ来る訳でもなく、街へ帰る訳でもなく、ウロウロしている。

追剥の類かとも思ったが、こんな辺鄙なところに張り込むというのもちょっと考えにくい。



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どうしても気になったので声を掛けてみた。

「そうか・・・お前は俺達を捕まえる為に送り込まれたんだな。 
あの石っころは価値以上に厄介な代物だった。」

いきなり大当たりとはこちらも驚いた。
で、なんでそのコソ泥がこんなところに? 石はどうした?

「俺たちが盗んだ。 今となっちゃあそれを隠すつもりはない。
ただ、生き残りは俺だけなんだ。 石は盗んだが、更にそれを盗んだ奴がいる。

俺達はオーガの一群に奇襲された。 
奴らはきれいな宝石に目がないようだ。
生き残ったのは俺だけだ、石が欲しいならSedorに向かえ。」

とご丁寧に地図まで示してよこした。
・・・この泥棒が捕まる危険性を抱えながらも何でこんな街の近くまで戻ってきたのかはよく分からないが、とにかく石はSedor・・・遺跡にあり、そこにはオーガがわんさかいるらしい、と言う事だけは分かった。

依頼を完了するにはそこでオーガ掃除をするしかない様だ。



そこからかなり東方・・・Sedorを目指す。



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Brumaから更に高地だった。 こんな標高にまで遺跡ってあったんだ。



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中は確かにオーガでいっぱい。
直接相手にするには数も多く、攻撃も痛いのでワニ君呼んで相手をさせた。
後は時間さえ掛ければそれ程怖い相手ではなくなって来た・・・って、天下のアリーナ・グランドチャンプがそんな体たらくで良いのか?という思いも若干湧いたが、まあ楽出来るところは楽しても良いかなって事で。



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The Stone of St.Alessiaは神殿一番奥の高台の上に置いてあった。
さあ、Brumaへ持ち帰ろう。



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「ああ、見つけたのですね! 感謝のしようもありません。 本当にありがとうございます。
これをどうぞ、もっとたくさんお渡しできれば良いのですが。」

とちょっと高級な回復薬を3本頂いた。
教会らしいといえばらしいお礼の品・・・かな。



The Stone of St. Alessa -終わり-

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