何だかとんでもない事になってますね。
ドワンゴが運営しているニコニコ動画上で、「VOCALOID」を使って作られた一部の良曲達が瞬く間に人気を博し、このブームの火付け役を担ったと言っても良いような人気オリジナル曲が数曲カラオケに、着うたに、との動きが活発化していた様だったので、てっきりアマチュアながらも良作作品の作者さん方が報われる様な方向に進んでいるとばかり思っていたのですが、実際は決してそれだけではなかったようです。
「みくみくにしてあげる♪」が着うた・カラオケでの配信に際してJASRACに登録されたというニュースを皮切りに、着うたとして初音ミクを使った楽曲を配信するにあたり、表記されるアーティスト名に関してVOCALOID2の発売元であるクリプトンの話との見解の食い違いが発覚、果てはその他の曲の作者の方々から「契約はおろか許可もなく勝手にご自分らの曲を着うたとして配信された」という話まで浮かび上がって来たという・・・。
この辺に関して今、議論が行き交わされているような状況らしく、それに反応してか作者方にその作品たちを無断で着うたとして配信したとされるドワンゴの株価が急落したとか何とかな話まで聞こえてくる有様です。
商用音楽の世界の事情に通じてる様な人からは「元々そういうもんだ」との見解も無きにしも非ずなご意見もあるみたいですが、何だか『だまされる方が悪い』みたいな事で済まされるのだけは避けてもらいたいなぁと思ったり。
実際ニコ動を媒体として、VOCALOIDから始まった一連の、アマチュアの人達を発端とした創作活動の熱と波がどういう方向に向かっていくのかをとても楽しみにしていた人の一人として、この件をきっかけにそれが休息に冷めてしまうような事になるんじゃないかと思うと残念でなりません。
どちらが正でどちらが誤なのかなんて、今の情報が不正確かつ不足していると思われる状況からは判断不可能な状態なので、しばらくこの件の成り行きを静かに見守っていきたいと思います。
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