The Noble's Daughter
AnvilのAzzanに、先のBrumaでの仕事の完了の報告を済ませると、Cheydinhalのギルド長Burz gro-Khashが次の仕事を持っているのみだと言われたので、早速現地に向かった。
「お前はLord Rugdumphに会いに行け。 重要な任務だ。」
Lord Rugdumph?
「彼はオークの貴族でイカす男だ。 俺の一族にゃ少し負けるがな。
彼の娘が行方不明になった。
彼のところへ行って話を聞け。 そして娘を発見しろ。
無作法はゆるさねぇぞ。 俺に恥をかかせるつもりなら別だがな。」
その娘さんとは?
「Rogbutの事か、スタイル抜群のオークの女だ。
今から彼女を探しに行け。 但し失礼はするなよ。
彼女がお前の耳をちぎっちまうぞ。」
相も変わらず典型的なオーク調な言葉だが、本人も親しくしている風な人からの緊急の依頼で気が焦っている事も増し加わっての事だろう。
あまり気にしない事にして、早速BurzにLord Rugdumhpの居場所を教わり、そこに急いだ。
彼の領土に到着したのはその日の午後。
彼が依頼主のLord Rugdumph。
早速話を伺った。
「おお、戦士ギルドから来たのか、よく来てくれた。
私はLord Rugdumph gro Shurgakだ。 娘のRogbutの事について話をさせてくれ。
俺は心配している。 石を集めている時、多分何かがあったんだ。
娘が心配だ、さらわれたんだ! ・・・卑しいオーガめ!
どうかこの屋敷から東へ向けて探してくれ!」
犯人はオーガなんですか?
「そうだ、恐ろしい怪物だ! 恐怖と邪悪に満ちている。
奴らは屋敷の東側を気ままにうろついている。
お前には奴らを一掃してもらいたい。
お願いだ、あの怪物から私の娘を救ってくれ!
娘が無事で戻ってくるかが心配だ!」
時はすっかり夕刻になってしまった。
急がないと日が沈んでしまい、捜索は困難となる。
Lord Rugdumphの証言に合わせて家屋敷から東側を調べていると、
2匹のオーガを発見・・・それ以上は見当たらないようだ。
囮としてワニ君召喚、そして雷の魔法と矢で攻撃する。
さすがに2体同時だとワニ君も一匹じゃ荷が重かったようだが、魔力さえ続けば何度でも呼べる召喚魔法、3体目も呼んだ頃にはオーガはもう息絶えていた。
周囲はすっかり真っ暗になってしまったが、何とかLord Rugdumphのご令嬢Lady Rogbutの確保に成功した。
「あいつらをぶっ殺してくれて最高よ、自分でもやれただろうけど、どうも『おしとやか』じゃないし、ふふっ。
じゃあ父のところへ戻りましょ。」
・・・いやあ、全然動じてないわ。 大したタマです。
自分ででも倒せただろうが、淑女の振る舞いを優先したと言うところでしょうか。
私は彼女を伴い、Lord Rugdumphの館まで戻った。
「お前はひどい目に合った我が娘を探し出してくれた! 契約については私からBurz gro Khashに話しておこう。
これをもっていけ、何世代にもわたり、我が家に受け継がれてきたものだ。」
と一振りの剣を頂く事となった。
効能は・・・『口下手の剣』?
去り際にLady Rogbutは父の目を盗んで私のところへ駆け寄り、こっそりと
「助けてくれてありがとう。 自分の身が護れないって訳じゃないのよ。
まだ斧を持つ事が許されるんならね・・・。」
と目配せしてそう言った。
私はただ笑顔でそれに答え、屋敷を後にした。
仕事が無事に完了した報告を受け、Burzは大層喜んでいた。
「よくやってくれた。 以前のランクのGuardianに復帰させておいたぞ、おめでとう。」
・・・そして彼は早速その次の仕事の話を始めた。
The Noble's Daughter -終わり-
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