とりあえず馬で街道を北へ北へと向かったところ、
その街道の終点付近で、以外にもあっけなくDragonclaw Rockを見つけた。
地図と日記によれば、ここから西に巨像が、巨像から北に抜け道の入り口があるはず。
Impや野生の熊を撃退しつつ、地図を頼りに道なき道を進むと、『巨像』そして抜け道の入り口を発見。
・・・恐らくここから先は近年では前人未到、過去のAkaviri軍以来の通行者となるだろう。
道中に何が潜んでいるかは知る由もない。
Serpent's
Tail内に入ってすぐのところに、白骨化した遺体を発見。
その手になにやら持っていたので確認してみたところ、どうやら『Akaviri軍の指令書』と思われる。
・・・恐らくこれがAkariviの伝令の日記を書いた主か。
洞窟を更に奥へ進むと、
闇の中に何かが蠢くのが見えた。
注意深くその正体を確認すると、
それはオーガだった。
日記に書かれた『人型の怪物』の正体はこれかも知れない。
何しろ大岩を投げつけられるような怪力の持ち主との事だったし、恐らく間違いない。
日記によれば「少なくとも3匹」・・・もちろん経た年月は短いものではないのでそんなものは敵の数を知る参考にもなりはしないが。
オーガの他にも冬眠を邪魔されて怒り狂った野生の熊などに襲われはしたが、何とか全てを撃退し、
私はSerpent's Tailを反対側へ抜ける事に成功した。
だが・・・戦いはそれで終わりではなかった。
洞窟の外にもオーガがたくさんいたのだ。
その数たるや、結構なものだった。
幸いに脚が遅く、知能が低い事を逆手に取って地の利を生かした戦法で切り抜けていったのだった。
程なく道の痕跡らしきものを辿って先へ進むと、その両脇を巨像に挟まれた先に砦跡と思われる建造物を発見・・・これがAkaviriの秘密司令部跡地か?
砦跡地の周りにも数体のオーガがいたのでこれを排除し、Bruma伯爵夫人からあずかった鍵を用いてその砦の扉を開いた。
砦内部へ入るといきなりAkaviri刀を携えたスケルトンに襲われた。
・・・かつてのAkaviri兵の亡霊か。
行けども行けどもAkarivi兵のなれの果てが湧いて来た。
砦内部は要塞化されており、ところどころが罠や跳ね橋等で武装されていた。
その最深部で見つけたものとは・・・。
幽霊と化したその人物は、今までのスケルトン達と違いこちらへ襲い掛かってくる事はなかった。
こちらから近づくと、彼はおもむろにその口を開いた。
「長く危険なたびだったろう・・・だが休んでいる暇はない。」
彼の名はMishaxhi、かつてのAkaviri軍の司令官の一人だった様だ。
私の事を、苦しい防戦を耐え抜きながら待ちわびた伝令と思い込んでいる様だ。
「目と鼻の先にReman軍がいる。 更に物資も底を尽きそうだ。
我々は君の到着を待っていたぞ。 友軍からどんな報せを持ってきたのか教えてくれ。」
私はふと、Serpent's Tailの入り口付近で見つけた『指令書』の事を思い出し、彼にその指令書を手渡した。
それを受け取った司令官はこう言った。
「兵士よ、よくやった。 君の任務は果たされた。 そして感謝する。
ようやく我々は眠りにつくことが出来る・・・Akaviri万歳!」
そしれ彼はその背後の壁にある秘密の扉を開き、消滅した。
・・・砦内が急に静けさを取り戻した様だった。
開かれた隠し扉のすぐ奥に祭壇を発見。
そこにはBruma伯爵夫人が長年待ちわびた『Draconian Madstone』が祭られていた。
私はそれを手に取り、ここまで来た長い道のりを引き返した。
「この日が本当に来るなんて思っていませんでした・・・望んでいた物が・・・本当にこの手に出来るなんて。
思っていたよりもずっときれいだわ。
おめでとう、あなたはこの仕事に適していると思っていました。
あなたに約束通り報酬を支払いましょう。」
と言って、一つの指輪を差し出した。
「このAkaviriの指輪は伝令の日記と共に見つかったものです。
これは身に付けたものの素早さを向上し、有害な魔法による悪影響に対する抵抗力を授けます。
これはVipereyeの指輪として知られているものです。
これがあなたのこれからの旅路を助ける事を望みます。」
そしてそれを私にそっと手渡してくれたのだった。
こうして、かつてのAkaviri軍の秘密の砦の真実が明らかになり、Bruma伯爵夫人はその長年の望みであったアミュレットを手に入れる事となった。
思っていたよりも更に壮大な旅となった。 実にスリルに満ち溢れ、私の絶えない好奇心を満たしてくれるものだった。
さあ、次なる冒険はどこだろう?
Lifting the Vale(後編) -終わり-
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