ようやくここ、Leyawiinに来た本題だった仕事に着手。
ChorrolのOreynから、Leyawiinで問題を起こしていると言う、戦士ギルドのメンバー3人にその理由を確かめる、と言う物だった。
門番に尋ねてみると、彼らの居場所を即答で教えてくれた。 酒場で呑み続けてるらしいのだ。
とにかくまず会ってみよう
確かに彼らはそこにいた。 お互いに酔っ払い、悪態をついている。
何をもめているのだろう？
まずはオークの彼に聞いてみた。
「厄介事なんてないんだ、何にもないんだよ！
楽しい事もなけりゃ仕事もない、ないない尽くしさ！
Blackwood Companyが仕事を千部持って行っちまったんだ。
俺たちには何も残らなかった・・・酒を呑む事以外はな！」
Blackwood Company？
「やつらの事を聞いた事ないか？ トカゲ野郎からちっぽけな領地を取り戻す為に湿地帯に派遣された兵隊崩れだよ。
Vantusに聞けよ。」
Vantusとは、この3人のリーダー格の様だ。 鋼鉄製の鎧一式で身を固めていた。
彼にもう少し事情を聞いてみた。
「何が本当の厄介事かあんたに教えてやるよ。
仕事もないのに借金取りに金を返そうとしている事さ。
食い物を買うために俺の女房が洗濯してんだよ。
Blackwood Companyがのさばってからこの様さ。
全く反吐が出る。 洋平達がBlack Marshの領地を取り戻す為に皇帝に送り込まれたんだ。
だが失敗して戻って来た奴らが組織を立ち上げたんだよ。
それ以来ずっと奴らは俺たちより安い料金で仕事を請け負っていやがる。
更に俺たちギルドのメンバーがとても引き受けられないような仕事も平気でやるんだよ。」
おっとー自由競争ですか。
仕事を根こそぎ持っていかれている・・・と。
忙しいのが良いなら安い料金ででも働かないと。
「こりゃ傑作だ！ Oreynはここ最近で一番の奴を送って来ただけの事はある。
じゃあこうしよう。 俺たちに金になる仕事を持ってくるんだ。
そうすりゃ喜んでやるよ。」
・・・要は私に仕事を見つけて来い、か。
ここの酒場の主人のArgonian、Tun-Zeeusを少し話をしてみたところ、
「うーん・・・Margarteに聞いてみなよ。」
と。
私はMargarteなる人物を訪ねてみる事にした。
彼女がMargarte、商取引のコンサルタントや商談スキルの上級トレーナーなど、幾つかの肩書きを持ってるそうだ。
「しかし本当に好きなのは錬金術なんです。 新しく興味深い薬を作るのが大好きで・・・まあこれはただの趣味なんですが。」
と彼女は笑った。
「コンサルタントの仕事が忙しい上にトレーニングでスケジュールが埋まってて、錬金術の材料を集めるのにほとんど時間を取れないんです。
彼女は自分の夫のおかしな話を聞かせてくれたりしながら、こう続けた。
「確かにこの近辺にはエキゾチックな錬金術の材料が隠されているに違いない・・・例えばあのBlackwoodやNiben沿岸あたりとかね。」
お！？ それ、戦士ギルドにやらせて頂けませんか！？
「ギルドの助けがあるとありがたいわ。 錬金術の実験用に『オーガの牙』と『ミノタウロスの角』が必要なのよ。
入手は難しいけど新鮮な物がいいの、報酬は弾むわ。
Blackwood
Companyの連中にはちょっと任せられないし。」
おーここへ来てアンチBlackwood
Companyの人が。
「まああんたも分からないけどね。
条件として、私のところへ5個のエクトプラズムを持って来れたらさっきの仕事をギルドにお願いする事にするわ。」
エクトプラズム・・・か。
よく幽霊の類を倒すと残留物として見つかる物だ。
幽霊・・・といえば・・・墓場？
と言う事で、
先日Mazogaの敵討ちの折、途中で見かけた墓穴をみつけたので、そこへ行ってみる事にした。
墓穴の中では、案の定数匹の幽霊を見つける事が出来た。
残念ながら5匹はいなかったが、残りは棺の中から幾つか見つかったのと、たまたた自分の錬金術の練習用にと取っておいたものが一つあったので数をそろえる事が出来た。
私は5つ揃ったエクトプラズムを携えてMargarteを探した。
ちょうど彼女も錬金術の材料を探しに行った帰りだった模様。
城門を入ったところでバッタリと出くわしたのだった。
「よかった、エクトプラズムを手に入れてくれたのね！
戦士ギルドの人は仕事をきっちりやれるようね。
あなたのお仲間に『ミノタウロスの角』と『オーガの牙』を集める仕事を任せる、と伝えてちょうだい。
これからは独占的に供給元になってもらうわ。
引き続き取引が出来る事を楽しみにしているわね。」
『ミノタウロスの角』と『オーガの牙』・・・どちらも、誰でも簡単に手に入れる訳にもいかない代物だ。
だが屈強な戦士3人でならやれるだろう。
しかもこの仕事は単発でなく、しばらく継続してやれそうだし彼ら3人にとっては申し分ないと思えた。
「わかった、Margarteの為に材料を探すんだな。 俺はそれで良いぜ。 他の奴らにも伝えといてやるよ。
お前には感謝するぜ、相棒。
これでOreynも喜ぶんじゃねぇかな。」
他の二人もノリノリだった。
これでLeyawiinの酒場も幾分静かになる事だろう。
私はLeyawiinを後にし、私の報告を待っているであろうChorrolのOreynの元へ向かった。
相変わらずせっかちなOreynは、私の顔を見るなり「何かわかった事は？」とすかさず聞いてきたのでBlackwood Companyの名とそれにまつわる話を聞かせて見せたのだった。
「Blackwood CompaneyはLeyawiinにかなりの地盤を築いている。 くそっ・・・いや、気にせんでくれ。 よくやってくれた、これが報酬だ。」
と私は幾らかのお金とSwordmanのランクを譲り受ける事となった。
そして
「今のところお前に与える仕事はねぇんだ。
Azzanかgro-Khashに話をしな。
もう少し慣れてきたら仕事を渡してやっても良いかもな。」
AnvilかCheydinhal・・・か。
もう少しOreynに次の仕事の話を聞いてみたいところでもあったのだが、彼は何やら考え込み始めていた・・・もう話を続けられそうな雰囲気でもないな。
・・・さあ、次はどちらへ向かってみようか。
Drunk and Disorderly -終わり-
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