最近レース・シム熱が戻り掛けて来たのと同調して、フライト・シム熱も戻って来つつあるのは前に書いたんですが、その絡みであちこち巡回してたら「これは!?」と思える気になるものを発見。
その名はTrackIRという物でして、言うなれば視線入力デバイス…いや、厳密に言うなら頭の向き入力デバイスなのです。
元々は手の不自由な方の為のマウスポインター操作の為の入力デバイスとして開発された(?)物なのだそうですが、これをゲーム用途で使おうって事なのですね。
で、これの何がスゴイかというと、今までのフライト・シムやカー・シムでは視線のコントロールをキー操作もしくはコントローラー付属のボタンで行ってたのですが、これを頭の向きで操作出来るのですよ。
世の中にはいろいろな好き物諸氏が居られまして、カー・シムやフライト・シムでも凝り出すと自室にバーチャル・コクピット作っちゃったりする方も出現したりする訳です。
で、そうなるとモニター1台の視界じゃ物足りなくなってきて、本物の視界に近づけるべく2画面3画面を駆使して強制的に現実に近い視野を「作ってしまう」のですよ。
もちろんそれが出来るのなら、上記の様な視線入力デバイスに頼らずとも実際に投影される画面台数分の視野を自分の目で見回せば良い訳なんですが、これにはかなりの労力、財力、それにこういうのに興味のない身内からは往々にして「良い歳してこんな“オモチャ”にお金掛けてー」やら「家が狭くなる!」等々、各種の冷たい視線や痛い言葉に耐える必要があり(汗 それを実行に移すにはいろいろな壁がある訳で、実際問題なかなか難しいんですよねこれが。
で、普通は1画面で、上下左右を見たければそれら視界の移動を何らかのキーなりボタンなりに振り分け、その操作で視界を動かすしかないのですが、特にレシプロ戦闘機系のフライト・シム等をやってますと、有視界戦で敵機を探したり捕捉し続けるのにかなり視線を動かす必要がありまして、そのためには視線操作のために振り分けたハット・スイッチなどで見たい方向にキーを入力する…「視線を動かすのに指を動かす必要がある」という、言わばかなり「不自然」な行動をする必要がある訳です。
それに世の中には「ヘッドセット・ディスプレイ」なる、ゴーグルの様に頭部に装着して、頭を振るとそちらに視線が動くという様な代物も存在するんですが、いかんせんこういうのはかなり高額なものばかり。
でも頭の向きを入力するだけならモニターも今使ってるものをそのまま利用出来る訳ですし、そのくせ効果としては同等とは言わずともかなりそれに近い物になるんじゃないかと。
で、ちょっと調べてみると…最近人気のフライト・シムではもちろんの事、RBRやGPLでも使えるというのですよ! これにはちょっとびっくり。
PCのパーツ買うのをちょっと辛抱すれば手の届く範囲の買い物でこれが実現するならかなり良いかも。
実際にPlayしてる動画も幾つか見つけたんですが、近いうちに上げてみる予定です。
GPLで動作してる動画はこちら。 IL2で動作してる動画はこちら。
ニーズとしては移動と視線の方向を別々にする必要があるFPS等にも対応して行ってくれても良さそうな代物ですし、WoWでもFPSっぽくマウスで視線動かしつつ走ったりする事も結構あるので、そのうちWoWでも使えるようにならないかな~等と思ったりしました。
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