Den of Thieves + Newheim's Flagon


港で少々道草を喰ってしまったが、私はAnvilの戦士ギルドを訪ねた。
ドアを開けたら、意外な人物と鉢合わせた。

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Maglir・・・数日前にSkingradで戦士ギルドで請け負った仕事をサボっていた男だ。
結局私がその尻拭いをさせられる事になったのだが。

・・・ここに顔を出していると言う事は、少しはやる気になったのだろうか?



まあ他人の事を案じていても仕方ない、今は自分の事を優先させるとしよう。
私は新たな仕事を貰いにAzzanの元へ向かった。



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「頑張っているようだな。 お前に対処してもらいたい盗賊の一味がAnvilにいるんだ。」

・・・盗賊退治ですか。
で、具体的にはなにをしろ、と?

「この地区で多くの盗難があったんだ。
目撃者達はこの近くに盗賊たちが潜んでると思っているようだ。
周辺を調べて確認して来てくれ。」

私は一つ頷いて了解した。
と、背後でドアの音がしたのに気付いて振り返った。

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Maglirだった。

Azzanは続けていった。
「今回の仕事はどの程度手間が掛かるか俺にも分からん。
そこでお前にもう一人の新人であるMaglirをつける事にした。
もう既にお互い面識もあるんじゃないかな?」

まあそりゃ、面識はあるが。
信用に値するかどうかは別問題だとは思うけどね。


 


・・・ともかく、今回の一件はこのMaglirと二人で片付ける事となった。
Maglirは「やり方はあんたに任せる。」とかなり投げやり。 興味は報酬の事だけの様だ。

早速待ちに出て、最寄の衛兵に話を聞いてみたところ、『Newheim the Portly』という人物が何かを盗まれ、その事を訪ねて回っている』との事だった。
事情を尋ねておくべきだろう。



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港湾地区でNewheimを発見、話を聞いてみた。



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「あのくずどもの事は知ってるよ。 腐れ外道め、好き放題やりやがって!
俺の家宝を盗んで行ったんだ。
奴らはBosmer(Wood Elf)の集団だ。 もちろん君の友達に対してじゃないよ。

最後に聞いた話だと、奴らはここからそう遠くないHrota Caveに潜んでいるそうだ。
Anvilの北側にあるはずだ、幸運を祈るよ。」

盗賊団の潜伏先の情報を得る事が出来た。
・・・で、ちょっと気になったんだけど、盗まれた『家宝』って?

「俺の大瓶が盗られたんだ。
それは祖父Torbaltから親父のRulfへ、そして俺へと受け継がれた物なんだ。
不思議な器で、酒を冷たく、そして甘く保ってくれるんだ。

盗まれて以来木製のお粗末なフタ付きジョッキで呑んでるんだが、全然味が違うよ。
そいつを見つけ出せたらこのNewheimがあんたにお礼をしよう!」

・・・代々呑んべぇな家系で受け継がれてきたレアな酒器ですか、はは。
盗賊退治ついでに見つけられたら持って帰ってきますよ。


Anvilを発って間もなく盗賊の隠れ家を発見・・・本当に街から近い。



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多数隠れているのがほぼ明らかなので、いつもなら闇に潜んで行くところなのだが、先のMazogaと同様にこのMaglirも猪突猛進男だった。
敵の気配を少しでも感じるや否や気合一発ドタドタと大音声で踏み込んでいくのでこちらもそれに合わせてやるしか選択肢がないのだ。



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奥へ進めど進めど出てくる盗賊たち。

泥臭い乱戦にしかならない上にMaglirが撃たれ弱い。
こっちも二人を相手にしていたりするその後ろで必死に応戦してたりするのだが・・・

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あ!
つい目を離してしまった隙にMaglirがやられてしまった!

このおおおおっ!!


 


 

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・・・一通り盗賊達を撃退して来た後にムクリと起き上がるMaglir。
気絶してただけか・・・ビックリさせるんじゃないよ全く・・・。



一番奥まった広間、盗賊たちがたむろしていたと思われる場所で呑んべぇNewheimの家宝のジョッキを発見。
盗賊たちもすっかり気に入ってた模様。

無事に見つかったんだしついでなんだから持って帰ってあげるとするか。



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洞窟から外に出れば眼下にはAnvilとその向こうの海が見えた。
見晴らしは最高だ・・・Maglirと一緒なのが少し悔やまれるが。


 

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Anvilへ戻り、戦士ギルドへ直行しようと思ったらちょうどその前にNewheimのオヤジを見つけたのでジョッキを返してあげた。

「お、やったじゃないか! 本当にありがたいよ。
俺の酒は最後まで冷えたままで、ゴブリンの小便の様な味はしないぜ。
俺の感謝の気持ちを受け取りな。」

と手渡してくれたのは、やっぱり酒瓶だった。
厚意の気持ち・・・ね、ありがたく頂くよ。



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Azzanに契約の完了を伝えると、報酬と昇進の報告を受ける事となった。
特段出世には興味はないが、見返りが増えるのに越した事はない訳で。

「それと、お前をChorrolへ向かわせるよう言われてたんだ。
あっちでOreynと話をしてくれ。」

Oreynか・・・私の中では『鬼軍曹』と呼んでいる。
旅支度を整えたら早速彼の元へと経つとしようか。



・・・Maglir、あんたも養わなきゃいけない家族の為に、この調子でしっかり働きなよ!



Den of Thieves + Newheim's Flagon -終わり-