Mystery at Harlun's Watch
オークの貴族のご令嬢をオーガどもから無事奪還し、その完了を報告に戻ったCheydinhalの戦士ギルドで、私は早速その次の仕事に取り掛かる事となった。
「Harlun's Watchへ行って行方不明事件を調べて来い。」
行方不明事件?
「Harlun's Watchで人が行方不明になる事件が起こっているらしい。
何が起こっているかを調べろ、と言うのが今回の契約だ。
Drarana Thelisに詳しい事を聞いてくれ。」
翌朝。
Harlun's WatchはCheydinhalの城壁を出てすぐ近くのところに位置する。
私は井戸端会議に花を咲かせる集まりの中から、Burzの言っていたDrarana Thelisを見つけ、詳しい話を伺う事にした。
「Swampy Caveの周りで奇妙な光を見たとの報せが数名からあったんです。
人を調べに行かせたんですが、それっきり帰って来ないんです。 助けて頂けますか?」
奇妙な光?
それは数日前の夜から現れ始めました。 奇妙な、チカチカした光。
朝は姿が見えないんですが、夜になるとそこに入るのです。」
証言からすると、will-o-wispか?
とにかくまずは現地を調査。
証言にあったSwampy Caveの入り口付近を注意深く観察すると、やはりそこにはwispがいた。 しかも3匹も。
やつらは霊体、通常攻撃は通じないし見えにくいし、体力を吸い取るしと、直接やりあうにはかなり嫌な相手だ。
何時もの如くワニ君を呼んで、自分は後衛に専念。
少々てこずったがその3匹を片付け、引き続き私は洞窟内の調査に向かった。
中には大量のトロールがいた。 結構な数だ。
ワニ君を呼んだ上、魔法の火で奴らを焼き払って先を目指した。
そして洞窟の内部で、私は残念ながら行方不明者たちの遺体を発見したのだった。
どうやら洞窟の外でwispに痛めつけられた人達を、トロールたちがこの洞窟内へ引っ張り込んでさらっては食料としていたようだ。
私はこの洞窟内のトロールを殲滅しに更に先へ進んだ。
「何ですって!? トロールが住人を殺したって言うの? 恐ろしい事です。
だけどあなたがトロール達を全滅させてくれて良かった・・・どうぞ感謝の気持ちとしてこれを受け取ってください。」
村人たちが行方不明になった原因と、その原因であるウィスプとトロール達を滅ぼした事を依頼者のDraranaに報告すると、彼女は指輪をくれた。
これもまた魔力の付与された素晴らしいものだった。
そしてその足でBurzにも完了報告へ。
「トロール? ウィル・オー・ウィスプが現れた? そうかそりゃ運がなかったな。
そら、これが報酬だ。
・・・言いにくいが、お前にやれる契約はもうねぇんだ。 Azzanのところにもないだろう。
お前は言い仕事してきたよ。
帳簿に付けられてる全ての以来をこなした様だな。 なかなかやるじゃねぇか。
お前は戦士ギルドのChampionへと昇格だ。
これでお前さんは俺より偉くなった訳だから、これ以上俺がしてやれる事も何もねぇんだ。
まあ旧友に相談するんもの良いんじゃねぇか?」
旧友?
「噂じゃOreynがお前を探しているらしいぜ。 だが知っているのはそれだけだ。
しっかりやれよ、幸運を祈るぜ。」
・・・Oreynか・・・戦士ギルドを追放されたと聞いたけど、どうしているんだろうか。
戦士ギルドの手持ちの仕事もすっかり切れてしまった今、特にするべき事がある訳でもない。
一度Oreynの顔を見に行こう・・・そう、うちの家からのChorrolまでに、Skingradに立ち寄って名産品のワインでも添えて。
Mystery at Harlun's Watch -終わり-
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