Raid on Greyland


LeyawiinでMazogaとこの近辺を荒らし回っていたという盗賊団『Black Bow Bandit』の首領、Black Brugoを討伐に町を出た時の話。



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城壁の門を出たところに帝都のLegion Guardと思しき身なりをした男が一人、話し掛けて来た。

「これはこれは、冒険者かい? 良かったら少し時間をくれないか。」

男の名はLerexus Callidusというそうな。



Mazogaは私の後ろで騎士になりたい思いから逸る心を抑えきれずウズウズしてる様子だったが、まあ話を聞くくらいなら・・・。

「ふむ、君になら手伝ってもらえるかも知れない。
私はSkoomaの密売人を追っている。」

Skooma・・・この世界で流通しているドラッグだ。
国の治安を守る為に日夜頑張っている訳だ。

で、その麻薬捜査官が一介の冒険者の私に何の用?

「Kylius LonavoというなのDunmer(NightElf)に率いられたSkoomaの密売グループは、この道の外れにあるGreylandに居座っている。
俺はもう何ヶ月もの間Lonavoを捕らえようとしているんだが、いつも見張りに見付かって逃げられてしまう。
俺の代わりに奴らを阻止してくれる者を探していたんだ。
奴らが売り捌いている『毒』を何としても取り締まらねば。

Lonavoの指輪を、奴を仕留めた証拠に持って来てくれ。
そうすればあんたには奴に掛かった賞金を渡すよ。

用心しろよ、Lonavoは残忍な奴だ。」



・・・んー話を聞くだけだったつもりなのに無理矢理気味に仕事を押し付けられた。
Mazogaは案の定ご機嫌斜めだった。

聞けば麻薬の密売グループが潜伏していると言うGreylandはこのすぐそばだというので、渋るMazogaをなだめつつそこへ向かう事にした。



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ここがその潜伏先か・・・確かに街からかなり近かった。
既にLeyawiinにも秘密裏に麻薬が流通してるのだろうか。

気配を潜めて屋敷に近づくと、中には人の気配が。
辺りには見張りもいない様だし、これはチャンスかも。

Mazogaとアイ・コンタクトでタイミングを取って、思い切りドアを蹴破って突入した。



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中にはLonavoと、その仲間と思しきオーク女の二人。
他に仲間はいない模様。
密売グループと言うからにはもっと大人数を予想していたのだが・・・もしくは他の仲間は商談取引中なのか。

とにかくこいつらを殺ってしまわなければ。



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この戦いはMazogaにとってBrugo戦の準備運動くらいにはなったのか、または寄り道せざるを得なくしてしまった私への怒りの一念がこもっていたのか・・・Mazogaはかなりエキサイトしていた。

密売グループの連中はあっけなかった。
私はLonavoの指輪を抜き取り、Leyawiinの門前で待っているはずのLerexusの元へ向かった。



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「やったのか! なんともお礼は言い尽くせないよ。
神々に掛けて、Legionの名においてあんたに敬服する。
さあ、謝礼を受け取ってくれ。」

と賞金と思われる金を受け取った・・・まあ、そんなに高い金額ではなかったが。



広い意味で一般市民を守る働きが出来た訳だとMazogaにも説明してみた。
まあ全て納得していた感じではなかったが・・・さあ、改めてBrugoを倒しに行くとしよう。



Raid on Greyland -終わり-