Go Fish


そろそろ暗殺された皇帝の遺言となってしまったおつかいを済ませないと化けて出られたりしそうな気がしてきたので(苦笑
確か届け先はWeynon Priory(ウェイノン修道院)のJauffre(ジョフリ)さんとかいう御仁だっけか。何でも近衛兵団Bladesのトップだとか何とか近衛兵が言ってたな。

という事で帝都から西に位置する街、Chorrol(コロル)のすぐそばにあるらしいウェイノン修道院を目指す方向、帝都の大橋を駆け抜けた先にあるWeyeという名の小さな漁村がありまして、

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そこで一人の漁師さんに呼び止められた

 

 

 

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ちょっと話を聞いてみるとこのエルウィン・メロウォルドというおじいさんは、自称「魚に負けた男」だそうで(笑
漁師さんが魚に負けたってのは不漁が続いたって事かと思ったんですが、何でもこの辺でしか獲れないというRumare slaughterfishと言う魚のウロコを欲しがってる錬金術師がいるらしくその男がウロコを高額で買い取ってくれるとの事なんですが、この魚がまたかなり手強い魚らしくて、このおじいさんのような老いた漁師さんにはかなりきつい仕事らしい。

で、見ず知らずの私にその魚を獲って来いと?
ウロコでお金を貯めて老後を安心して暮らしたいとか言ってますが(苦笑
相手にせずにとっととおつかい、という手もあるんでしょうが・・・何かこう、頼られると断り辛くて(苦笑



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という訳で急遽水泳大会となってしまいました(笑
例の魚は帝都の大橋のたもと付近に生息しているとの事なのでさっそく捜索開始。



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お、こいつかぁ。
Slaughterfish(殺戮魚)の名のとおり獰猛そうな顔してます。 しかもRumareと冠する名がつくのはSlaughterfishの中でも特別凶暴な奴らしい。
とはいえ所詮は魚、見つけさえすれば簡単に取れるだろうと高を括ってたのですが・・・痛! 痛たたたたたっ!!
とんでもなく硬くて痛いよコレ。 あのじいさんよくこんなの相手にしてたな・・・さすがはプロってところか(汗
しかも水中じゃすぐ窒息するのでもう大変。 水中呼吸の薬やら魔法やらの類もあいにく持ち合わせてないし。

潜って切りつけては水面へ浮上して応戦する訳ですが・・・

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瀕死で岸辺へ上がって必死のSelf Heal(汗

こりゃ1日じゃ無理だな・・・日が沈んでしまった。
残念ながら一旦また帝都に戻って翌日へ持ち越すとしよう。


 

翌日、朝から漁を再開。
始めと比べるとコツでも掴めたのか、ちょっとは楽にやれる様になってきた・・・魚の噛み付きは相変わらず痛くて大変だけど。










・・・と、この日も明け方から日暮れまでほぼ丸1日掛かりで、ようやく12枚のウロコ集めを達成!



しかしその頃にはあたりも真っ暗になって来たので、また明日出直しです。


 

更に翌朝。
帝都で泊まった私は早朝からウェインへ来た。 もちろん集めたウロコを漁師のおじいさんに渡す為。
やはり漁師の朝は早いらしく、明け方にもその姿を見掛けることが出来た。


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「ウロコを手に入れたのか! ありがとう! この世にいい奴なんておらんなど、もう言えんな。」

ええ、結構苦労しましたよ。
ていうかアレは漁って言うようなもんじゃなかったな・・・(苦笑

「代わりにこの指輪をあげよう。 もうわしには不要だが、あんたの様なもんには役に立つだろう。」
と言いながら渡されたその指輪とは・・・



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ちょ、水中呼吸の効果付きの指輪じゃないの! しかもアスレチック向上の効果までついてる。
・・・じいさんの漁の秘訣はこれだったか。
コレを譲ってくれるって事は、本気で漁師を廃業する気っぽい。



始める前に予想してたより思いの他苦労させられたけど、人助けになったのには違いないだろうしお礼に良いもんもらっちゃったしで滑り出しとしては上々かと。




Go Fish -終わり-