Amelion's Debt


Leyawiinの戦士ギルドのメンバー達が起こしていた騒ぎの原因を突き止め、それを解消してきた後にChorrolの戦士ギルドの仕事の割り振りを一手に引き受けているOreynが、その次の仕事を求めるならとCheydinhalかAnvilの戦士ギルドを尋ねろ、と言っていたので、特に意味もなくCheydinhalを目指す事にした。
まあ理由を強いて挙げれば、ここしばらくはCyrodiilの南部を中心に動いていたので、次は北・・・かな?程度。



街についてまっすぐに戦士ギルドへ向かった。

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「Water's Edgeの開拓地にいるBiene Amelionからの依頼だ。
彼女は先祖の墓から何かを探し出したがっている。」

・・・Water's Edgeと言えば先日まで滞在していたLeyawiinから少し北へ向かったところにある小さな集落だ。
Mazogaと街の近辺を巡回していた時に近くを通り掛ったんだっけか。

というかまた南部へ向かわざるを得ない訳で。
まあこちらから「仕事くださいな」と言い出した手前仕方ない。


 

と言う事で早速Water's Edgeへ移動。
ところがこの集落、ひどくひっそりとしていて表には人っ子一人いやしない。
おまけに集落の近辺にはWispやら追剥の類がわんさかいるので治安には問題があるのかも知れない。

依頼主のBieneの家の所在地はCheydinhalできちんと教わってきたから間違いはないはずなのだが・・・いつまで経っても家は閉め切られたまま。
無理に踏み込めば犯罪者扱いとなるので丸一日待っていたが、24時間経っても彼女が表に姿を現したり、客を招く様な様子も全く見受けられなかった。


 

翌朝。
ここで待ち続けても埒が空かないと判断、鍵こそ掛かってないものの客を拒む様子のBieneの家のドアを空けた。



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家の中に彼女はいた。
やはり昨夜からずっと家の中にいた様だ。


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当初「出て行って!」と強硬な態度だったが、私が戦士ギルドから来た旨を話すと途端に表情が柔らいだ。

「戦士ギルドから来たのですね、嬉しいわ。」

まずは事情を伺わないと。

「借金を返す為にあなたの助けが必要なのです。」

借金?

「そうなんです。 私の父はギャンブル好きだったんですが・・・かなり莫大な借金を作っていたようなのです。
今や父は消え、借金だけが私に残ったのです。
父は行方知れずです。 ある夜、家から引きずり出されていきました。

私は祖父の残した剣と鎧を売りたいのです。
そうしなければ次は私に災いが起こるでしょう。」

具体的な金額としては、1,000ゴールド程の借金があるようだ。
まあ・・・大金だ。 普通の女性が返すにはかなり厳しいだろう。

で、その売りたい『剣と鎧』とは?

「武具は先祖の墓に祖父と共に埋葬されています。
その剣と胸当てはとても魅惑的で、売れば借金を返済できる程にはなるでしょう。
お願いします、それらの武具を取ってきてください!

・・・あなたが唯一の希望なんです。」


・・・状況は極めて深刻の様だ。
だけど彼女の示した祖父のお墓の場所を聞いて驚いた。

つい先日戦士ギルドの仕事を請ける為にエクトプラズムを集めたあのお墓じゃないか。


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・・そういえばお墓の奥のほうの石室に安置されていた棺の上に凝った造りの剣と鎧が置いてあった。
あそこなら幽霊の類は掃討したので、また行って取ってくるだけなら容易いはず。


「見つけたんですね、凄いわ! これがどれだけありがたい事か、言葉に出来ないわ!」

Bieneは私が持ち帰った、祖父の残した鎧と剣を受け取ると大変喜んだ。
たまたまではあったが、結果的に先の一件と今回の契約とが一つの探索で片付き、仕事としては効率的だった。



さあ、Cheydinhalへ戻って仕事が済んだことをBurzに報告しよう。



Amelion's Debt -終わり-