スタート ~ チュートリアル

冤罪(?)によって無実の罪に問われ投獄中の「私」。
向かいの独房から我々Breton人を皮肉った悪態をついてくる輩がウザい事もあって最悪の気分の目覚めってところでしょうか。

・・・とそこへ数名の気配が近づいてくるのを感じた。


20070925-002.jpg
「なぜこの牢に囚人が入っている!?」
「分かりません。」
「仕方ない、牢を開けろ。」
「は、おいお前! 壁際まで下がれ!」

とヅカヅカと牢内に入ってくるご一行。
数名の帝都の番兵っぽいのと、一人は高貴な身分っぽい身なりの老人。

・・・といきなりその老人、こちらをじっと見て世迷言とも取れる事を言い出し始めた。
「お前の顔を見た事がある・・・そう、夢の中で。」
以下云々ごちゃごちゃ言ってるが何がなにやらさっぱり意味不明。
というかこちとらそもそも牢屋に入れられてる理由すら分からないというのに。

 

 


どうやらこのお爺さん、この国の皇帝様なんだそうな。
なぜその皇帝様がこんな暗く汚い監獄へいらしたかと言うと、暗殺団に追われてるんだそうで、既に息子さん達は命を奪われ、Bladeと呼ばれる近衛兵達のガードの下、暗殺団から逃げ遂せる為にたまたまこの牢にある抜け道の入り口から下水道を目指し、外へ出るつもりなんだそうです。

ガードの一人が「お前、ラッキーだったな。」と、出てっても問題なさそうな事を言うので彼らについて出る事にした。


20070925-003.jpg
しばらく彼らの後をついて歩いていくと、何だか前方が騒がしい。
よく見ると黒い奇怪な鎧を着込んだ連中が皇帝様ご一行を襲撃してるじゃないか。 あれが例の暗殺団か。
「お前は自分の身を守ってれば良い。」と囚人に優しい言葉を掛けてくる皇帝様。 あんた私を気遣ってる場合じゃないんじゃないんじゃないの?(w

・・・何とか撃退したものの一人犠牲者が出た様だ。
「リナールト隊長は?」
「残念ながらやられました。」

とここまで来て隊長を失った皇帝様ご一行は、鍵を要する扉から先へ進んで行ってしまった。
「お前はついて来るな。」と言われたので已む無しか。
とは言っても道はここで行き止まりなのでこの先どうしたもんかと途方にくれていたところ、右側の壁が突然崩れ落ち、2匹の大ネズミが突然私を襲ってきた。
武器も防具も何も持っていない私は必死で両拳を振り回し、何とかこれを撃退・・・ふう。

ネズミの飛び出してきた穴を覗いてみるとその先はどうやら地下洞窟になってるっぽく、とりあえず行けるとこまで行ってみるしかなさそう。

20070925-004.jpg
ただ丸腰のままじゃ如何にも心細いので、先程刺客の犠牲となってしまったリナールト隊長や刺客達の亡骸を物色させてもらう事にする。

20070925-005.jpg
結果、リナールトさんのポン刀(紛い)、刺客の着込んでいたローブと数本の松明をゲット。
この刀も決して強いとは言えないが、まあ丸腰よりはずいぶんマシだろうしとにかく先を目指す事にする。



・・・とこんな感じでチュートリアルは進んで行きます。
インベントリーの使い方、弓矢の操作、Lootの方法、忍び足(Sneak)や魔法の使い方等など、やる事はてんこ盛り。

敵もここからはネズミだけじゃなく、ゾンビとかゴブリンとかとも戦う事になりますが、こちらからの攻撃方法も襲撃一辺倒ではなく気配を殺してこちらに気付かれないままに攻撃がヒットすれば2倍の攻撃力になったり、

20070925-006.jpg
中には直接攻撃せずとも詰まれた木材を押して転がして倒してみたりとか、多少の戦略性も必要になるっぽいです。



20070925-007.jpg
どんどん奥へ進み、魔法を使うGoblinを倒した少し先に壁にぽっかりと空いた穴を発見。
穴の向こう側はまた地下迷宮に戻る事になりそうな景色が・・・とはいえ他に道もなく。

穴を降りたら話し声が聞こえてきた・・・どうやら皇帝様ご一行に追いついた様だ。
ここもまた仕方なく彼らの前に姿を現すしかない。

20070925-008.jpg
近衛兵は私を見つけるや否や「貴様やはり奴等の仲間か!?」と息巻いて来たが、皇帝様がそれを諌めて事態は納まった。



皇帝様は自分の寿命と事の結末を予見しているらしく、その上私に、私自身も知らない「使命」やら「運命」めいたものまで見えているらしい。
果ては冤罪で牢屋に入れられた事まで「自分と会う為だった」等と肯定してるよ。 こちらとしては全く迷惑な話だけど。

ここから先もまた仕方なく彼らと行動を共にする事になった。
「少しは役に立て」と近衛兵に松明係を仰せ付かる始末・・・まったく人使いの荒い奴だ。



20070925-009.jpg
Bladeは謎の暗殺団にまんまと嵌められっ放しらしく、右往左往している。


20070925-010.jpg
彼らが周辺のパトロールに皇帝のそばを離れた折、皇帝から何やら言付かる・・・何?このアミュレット。
何やらこれをJauffreという人のところまで届けて欲しいらしい。
皇帝の血族が継承していくもんだとか何とか。

とその時いきなり皇帝の背後から一人の刺客が!!


20070925-011.jpg
こっちは自分の身を守るのが精一杯だった・・・皇帝は崩御されてしまった。
Bladeの近衛兵も一人命を奪われたらしく、ただ一人残った兵が自分の責任を果たせなかった事をただただ悔いていた。

そして私は、自分としては特に皇帝様から恩恵を受けてる訳でもなかったのだが、何やらとんでもなく大事な品を故人から託されてしまった事はよく分かったので、これをうっちゃらかすのも今後寝覚めもよろしくないだろうからお届けくらいならしてあげてもいいかな・・・見ず知らずな人とはいえ遺言だしね。



20070925-012.jpg

20070925-013.jpg
という事で残った兵隊さんから下水道の出口の鍵を受け取り、私は久しぶりにシャバの空気を吸う事が出来ました。

行く宛もないのでお届け物をとっとと済ませた方が良いかと思ったんだけど、真夜中だしこちとら監獄から着の身着のままで飛び出して来た身だしまずはもうちょっと身なりを整えたいな。
ゴブリンからの戦利品は見どころなんてそんなになさそうだけど、持ったままじゃ重いし叩き売っちゃえば宿代くらいにはなるかな。

という事でまずは街に行ってみるつもりです。