今回のシステム再構築中に、T-RackS3をスタンドアローン起動しようとすると「MS Visual C++ Runtime Library」エラーメッセージが出て起動出来ない症状が発生しました。
以前これと似た現象として『【SONAR トラブル編】「MS Visual C++ Runtime Library」エラーへの対処』の記事でSONAR上でプラグイン起動しようとすると起こる症状が出るという記事を書きましたが、それとはちょっと違う様です。
今回、SONARプラグインとして立ち上げた場合は問題なく起動します。
T-RackSをスタンドアローンで使う場面はほぼないので問題ないと言えばないのですが、やはり今までエラーが出なかったのに出る様になった、というのがどうしてもイヤだったので少々調べてみました。
ちなみにARC、Amplitube3についてはスタンドアローン起動時も問題なく立ち上がり、T-RackSのスタンドアローンだけ症状が出ているという状況です。
すると、IK-Multimediaの日本での正規輸入代理店のMedia Integrationのサイト内、サポート情報に有用そうな記事がありました。
・IK製品のインストール、起動時に「Runtime Error」が表示される
いろいろ試してみた結果、うちで出ている現象を解決出来たのは、
・下記に沿って新しい管理者アカウントを作成し、インストールをお試し下さい。
1. スタートメニュー>設定>コントロールパネル> ユーザアカウント
2.「新しいアカウントを作成する」を選択、任意のアカウント名を入力し、「次へ」をクリックします。
3.「コンピュータの管理者」を選択して、「アカウントの作成」をクリックして下さい。
4. スタートメニューから現在のアカウントからログオフし、お作りいただいた新しいアカウントでログイン後、製品の再インストールを実行してください。
これでした。
それまでもOSを新規インストールした時点で自動的に作られる1つ目のAdmin権限を持ったユーザー・アカウントで作業をしていた訳ですが、新たに別のAdmin権限を持ったユーザー・アカウントを作ってT-RackSを再インストールしてみたところ、何の問題もなくスタンドアローンで起動出来ました。
詳しく検証していないのですが、Windows7で作られるユーザー毎の設定やデータを保存するディレクトリ構造の問題?
OSをインストールした時点で自動的に作られる“一つ目の”ユーザー・アカウントと、それ以降のユーザー・アカウントとで情報の保存されるフォルダの名称やディレクトリ構造等に違いがあったりするのかな?
MS Visual C++ Runtime Library絡みのエラーについて検索されて来られる方が多い様なので、うちと同じ様な問題抱えてるユーザーさんが多いのかも知れません。
何かの参考になれば幸いです。
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