昨日T-RackSの発売元であるIK Multimediaから、「T-RackS」のUpdateの通知を頂いたのでさっそく実行してみたところ、
スタンドアローンでの起動時に写真の様な「VPA compatibility error / VPA PlugIn rejected VPA Host」というエラーメッセージが表示される様になりました。
ただ、エラーメッセージ窓を消してしまえば、T-RackSそのものの動作としては問題なさそうです。
そしてSONARで、T-RackSをプラグインとして使用している、今手をつけてるプロジェクトを読み込んでみたところ、別のエラーメッセージ（DOS窓）が表示され、SONARそのものが不正終了してしまうという事態に。
で、いろいろ検証中･･･まだ完全に不具合を回避出来てはいなんですが、目下分かった事だけ書いてみます。
2011年6月2日にIK Multimediaから公開されたUpdateのあるプラグインは「T-RackS」と「ARC」。
うちの環境では同時に使う事のないPC2台にT-RackSが、そのうち一方だけにARCが入ってる状態で、問題のエラーメッセージが表示されるのはARCが入っている方だけでした。
･･･結論から言えば、「T-RackS」と「ARC」の両方をUpdateしていなかったのが問題になった様です。
どちらのUpdateも「64bit DAW対応」というのが今回のUpdateの大きなうたい文句だったので、その仕様にどちらとも同様の変更がなされているのでしょう。
で、それに伴うシステムの変更がUpdateしなかったARCを弾いた、というのが大筋の様です。
少なくともT-RackSのスタンドアローン起動時に上記のエラーメッセージが表示される事はなくなりました。
ただ、これはあくまで自分自身で検証した事象から推察した程度の一個人的な憶測に過ぎず、またどちらも起動した状態のプロジェクトをSONARで読み込んだ時に上記と同じ状態でSONARが不正終了してしまうと言う状況に変わりないので、根本的に解決するのにはまだ少し時間が必要そうです。
で、この問題はいったんUpdateした両方のプラグインをアンインストールし、以前のバージョンのプラグインを再インストールすればまた不具合なく動いてくれましたので、まずは着手中のプロジェクトを仕上げてしまってから、改めて双方のプラグインのUpdateを試してみる事にします。
※ 新たに発表されたT-RackSの二つのモジュール「Black 76 Limiting Amplifier」、「White 2A Leveling Amplifier」が何だか良さそうですね！
定番中の定番とされるコンプをシミュレートしたプラグインなだけに、自分的にはかなり興味津々です。
残念ながらどちらもT-RackS Deluxに無償追加されません。
それぞれにT-RackS Singlesを新規に購入しないといけないと言う事ですが、今正規の価格でT-RackS Singlesを購入するとなるとかなり割高感が･･･IKのセールを知っているからこそそう感じてしまうのでしょうが。
上記の不具合問題もあるし、うちではしばらく様子見です。
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