Movable Type 4.0の使用に向けて

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実は水面下でMT4をうちでも使うための検証をぼちぼち続けてたりします。
で現段階で言える事は、「うちでも4.0は使える事は使える」見通しが立ってきた、と言う事。

・・・今問題になってるのは、個々のアーカイブへのURLが既存のものをそのまま引継ぎするのが困難そうな事。



全く新規のディレクトリににMTをインストールし、通常のログのインポート、エクスポートを使ってのデータ引越しについては、MT3のデフォルト設定でのシステムの仕様で「エントリータイトルが全て日本語のエントリーに対して、ファイル名が自動的に『post_(数字).html』と生成されます。
その上、一度そのファイル名で公開されたエントリーを削除し、新たな日本語のみのタイトルをつけたエントリーを書くと歯抜けになった番号のファイル名を埋める様にファイル名が生成されていきます。

と言う事は新たにインストールしたMT4上に書き出したエントリーを読み込むだけの場合、再構築した時点で従来と違うファイル名になってしまう=外部から貼られたリンクが意図せず切れてしまうと言う問題が発生する訳です。

※ ただこの問題はMT4になって、ログのエクスポート時にベースネームとタグも出力される様になっており、解消される事となりました。
詳しくはMovable Type 4 におけるインポート・エクスポート機能の改善(小粋空間)を参考にしてみてください。





またデータベースを引き継ぐ、いわゆる単純なアップグレードインストールを行った場合、データベースに記録されてるテンプレートやファイル名、カテゴリー名などもそのまま引き継がれる事になるのですが、残念ながらうちの環境では小粋空間製MT3.x向けテンプレートを加工して使ってる状態そのままだと、何故かカテゴリー・アーカイブを再構築する事が出来ません。
小粋空間様では既にMT4向けテンプレートを製作、公開されてますが、これはMT4のデフォルトの設定と構成に沿ったテンプレートであり、そのアーカイブマッピングによって出力されるファイル群は標準ではMT3のそれとは各所で多少の違いが発生する事になります。



従って、MT3でのblog運用時からのファイル名を出来るだけ維持しつつMT4に移行するためにうちで取ろうとしてる方法は、

1. データベースはMT3運用時のものをそのまま引越し
2. テンプレートはMT4対応のものを使用
3. MT4対応のテンプレートで出力する形式(アーカイブマッピング)を、MT3運用時のものと同型に変更する

と言う方法を試してみようと思います。